2009年5月17日日曜日

新型インフルエンザ対応からみる学校というブラックボックス



寝屋川市の大阪府立高校の生徒・教諭がカナダからの短期留学を終え、
成田に到着し、検疫で新型インフルエンザに感染が確認されたとき、
大阪府教育委員会の会見があり、生徒たちをカナダから
早期に呼び戻さなかったことへの質問に、「カナダの感染者が少ない」ことを理由にあげていた。

生徒らの留学中、カナダでは毎日、カナダ保健局が
インフルエンザ感染者が増えていると発表しているし、
人から人への感染も発生した旨報道している。

これらの事実をきちんと把握した上で、生徒たちに留学を続けさせる、
との判断を下したのなら、それなりの考えがあったのだろうと納得もできる。
感染者が少ないとの理由には、カナダでの実態にまったく無頓着な
府教育委員会の態度がみてとれ、あきれ果てた。

今回の、新型インフルエンザの集団感染が疑われる大阪府茨木市の
私立関西大倉高校の対応にも危機意識の欠如を感じてならない。

新型インフルエンザは世界各地で感染が広がっている。
人から人への2次感染だ。

日本では4月下旬から5月にかけての大型連休で海外旅行に出かけた人も多い。
感染国からも日本への観光客がいる。
これらの状況を把握していれば、自分たちの高校で、
学年閉鎖をするほどインフルエンザの症状を訴える生徒たちが多くなれば、
一人くらい学校関係者で新型インフルエンザを疑う人はいなかったのか。
テレビで教頭の会見を聞いたが、新型インフルエンザだとは思わなかった、
との言葉に、一体、日本の教育現場はどうなっているのか、
と開いた口が塞がらなかった。

このような対応しかできないような学校は、常識からあまりにもかけ離れた
組織なのではないか。世間では、学校の教師は常識がない、とよく聞く。
けだし名言だ。

今回の一連の新型インフルエンザ騒動で本当によくわかった。
教職免許の更新だけで事足れりという問題ではない。
教育委員会をも含めた抜本的な教育改革が早急に必要である。


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