2009年5月7日木曜日

新型インフルエンザと抗インフルエンザ剤



世界では拡大を続けている新型インフルエンザ、アメリカでは3人目の死者が出た。
アメリカでの感染者642人、感染の可能性のある人を含めると850人にもなるという。感染者の平均年齢16歳と伝えられている。
1人目の死者はアメリカに治療に訪れていたメキシコ人幼児ということだったが、
2人目は33歳のアメリカ人女性だった。

ヨーロッパでも特にスペインでの二次感染が増えていて、病原性の強弱(高低?)にかかわらず、
WHO(世界保健機関)は新インフルエンザが蔓延するという意味で、警戒レベルを
フェーズ[6]に引き上げることで動いているようだ。

国立感染症研究所インフルエンザウイルスセンター長・田代眞人氏によると、
新型ウイルスの遺伝子解析の結果、変異の少なさから発生したのは数ヶ月前で
発生地はメキシコが有力ということだ。
このウイルスが強毒性を持つ可能性は低い、との見解らしいが、
1918年のスペイン風邪の例もあり、やはり心配である。

遺伝子というとすぐDNAが頭に浮かぶが、インフルエンザウイルスの遺伝子は
RNAでありDNAより変異を起こしやすいらしい。

専門的な話になってくると理解できないのだが、
現存の抗インフルエンザ剤はウイルスの増殖を遅らせる薬剤だが、
現在臨床中のファビピラビルは「ウイルスのRNAポリメラーゼに作用し、
ウイルスの複製を阻害する。鳥インフルエンザA(H5N1)型に有用性が
期待できる(富山化学工業株式会社ホームページ・新薬開発状況、から引用)」と
いうことだ。
一刻も早い開発完了を期待したい。

あと素人考えだが、ウイルスの自然宿主になれる薬剤とかは開発できないものだろうか。


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