2009年4月24日金曜日

尊属殺人事件から私の両親を考える



大阪の女児行方不明事件が、親による殺人・死体遺棄事件になりそうだというニュースを目にした。
女児の母親の内縁の夫が供述を始めたらしい。実の母親がこの事件に関わっているのかどうかはまだ分からない。
滋賀大学の講師が父親を刺殺したとのニュースも伝わっている。

メディアの報道姿勢によるものだろうか。以前は、こんなにも日本国内で殺人事件が多く報道されていなかったように思うのだが。
昔から尊属殺人は多かった、という意見を聞いた記憶もある。そんなに殺人事件も増えていないという話も聞く。
自分自身で検証すればいいのだろうけれど、そこまでする気もない。

ただ、私は随分殺人事件が増えたという印象が強い。
今回の尊属殺人のニュースをみていて感じたことは、私は両親には随分可愛がってもらったなあ、ということだ。
私が両親のことを考えた場合、まず、頭に浮かぶのは「無償の愛]という言葉だ。
本当に、父母は自分たちのことよりも、まず子供のことを考え、子供のことを優先的にしてくれた。
子供に甘いという意味ではなく、躾は厳しかった。そして愛情を注いでくれた。

親子関係はこれが当然だと思っていたが、ある時期からそうではないと思うようになった。
ある時期とは、いろんな親子間の問題を私が知るようになってからだ。
この現実を考えると、私は両親にはとても恵まれたのだなあと感謝している。

現在は両親共に亡くなってしまっているが、もっと親孝行をしておけばよかったなあという思いが強い。
「親孝行したいときには親はなし」とはよく言ったものだ。
本当に「いつまでもあると思うな、親と金」だ。

いやあ、昔の人はよく言ったものだ。


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