2009年4月17日金曜日
平成生まれと現代の日本
今年は平成21年。平成に入って21年目だ。
総務省発表の昨年(2008年10月1日現在)の推計人口では平成生まれが18パーセント(2,298万人)を占めている。
昭和生まれの私にとっては、名実共に「昭和は遠くになりにけり」の実感を持つ。
時代遅れのことを「昭和の臭いがする」と若者の間では言うと聞いたこともある。
20年間で約2,300万人ということは、ざっと1年間に115万人産まれているのか。
1日平均3,150人ってところか。
合計特殊出生率が2.08ないと現人口を維持できないとされている。
2007年度は1.34だった。
2007年度の合計特殊出生率からいうと、1日約4,850人の子供が産まれないと
現人口は維持できないってことか。
少子高齢化社会というけれど、実際の数字を出して考えたことはなかった。
1日1,700人が毎日毎日減っていくと考えていいのかな。
私はあまり理数的頭ではないので確信はない。
子供を産む産まないは、まぁ、こればっかりは国民の意思に任せるしかないだろう。
それにこの社会だ。将来不安で子供を産みたくても躊躇する人も多いだろう。
政府には少子化担当の大臣もいたと思うが、国の政策が貧困では人口は増えないだろう。
平成生まれを増やし、国を本気で立ち直らせる気があるのなら、子供を産み育てる環境の整備が欠かせないのは、素人の私にだって分かる。
それをやらないというのは、結局、その気がないことの証左だろう。
人口が減り経済が縮小すればそれなりの生活をするしかない。
高齢者ばかり多くなり、社会に希望を持てない若者は日本に留まってくれる保証は何もない。
そういえば、このあいだ「日本の政治家は5流、6流って、いま世界で言われている」と能力のない政治家に憤慨していた人がいたのを思い出した。
幸せな日々を送れるようになるのだろうか、この日本で。
少子高齢化の死角
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