私は週に何回か外風呂に行く。外風呂といっても正確には温泉施設だけれど。
そこでよく話しをするおじさんがいる。
もう退職されて、夏は農業、それ以外の季節は特別何か仕事はしていないということだ。
いろいろと話しをするうちに、その人曰く少し「株」をやっているらしい。
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私が、「株って1,000万ぐらいないとなかなか思うようにできないんでしょう」と質問すると、
「いや、1,000万じゃ、そんなもんじゃダメ。2,000万はいりますわ」。
「私の周りはもっとやってる人がいます。億とか持ってる人がなんぼもいますわな」ということらしい。
年間の配当だけで何百万と収入のある人も多いらしい。
その人も株の儲けで5,000万の家を建てたという話しだった。
サラリーマンだけやってたら、そんな家なんて建てられるはずがない、らしい。
若いときから、勉強してやらな、あきまへんで、と私には遅すぎる忠告までいただいた。
恥ずかしい話、私はあまりお金儲けのことを考えたことがなかった。
別に生活が楽だったから考えなかったのではなく、いつも貧乏だった。
まぁ、こんなにお金もないのによく生きてこられたと思うほどだ。
お金じゃなく、別のことに関心があったからかもしれない。
でもいまは、この社会は本当に金がすべて、と思うようになった。
それは冷静に日本社会を観察していると自ずと明らかになってくる。
お金がないと悲しいかな、何もできない社会だと思う。
あるところには有り余るほどあり、ないところでは生きていけない社会。
そんな社会を政権与党と国民が一生懸命作ってきたのだから
私一人が悲憤慷慨してもどうにもならない。
人生は、ケセラセラなんだな、やっぱり。
それにしても、ニュースで伝える現実と、温泉で会うおじさんの周りの現実とを
考えると、日本はもう立派に格差社会に成長しましたよ、麻生さん。
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