2009年3月27日金曜日

思い込みを解消するには確認作業




私は椅子に対して偏見を持っていた。偏見というよりも思い込みといったほうがいいかもしれない。

私はリクライニングチェアーに小さなときから憧れていた。ほしくてしかたがなかった。
けっこうな値段がするのでなかなか購入できなかったのだが、しばらく前にやっと買った。

リクライニングチェアーなのでリクライニングさせて座っている。背凭れはハイバックである。
身体全体が包み込まれるようで、かつ頭の先まで支えがあるのでリラックスできる。
無意識に小さな頃の憧れを具現できて心理的に満足しているのが自分自身でも分かる。私の脳も快感に酔いしれている。
昔からの強い憧れと手に入れてからの満足感、そしていままで使用してきた椅子が
あまり座り心地がよくなっかたからだろう。
それらの輻輳する精神活動の結果、椅子はハイバックの背凭れじゃないと楽じゃない、
と信じ込み疑いもしなかったのだろう。

ところが作業用の座机から脚のある机に替えたときの椅子が、ハイバックの背凭れではなく腰の少し上あたりまでしかない。
そのときは椅子が気に入らない(と思い込んでしまっていた)ので購入を随分迷った。
もちろん購入時にしばらく座ってみた感触は悪くはなかったが、『背もたれはハイバックしかない』と信じていたから迷いに迷った。

ところがいまではこの腰のあたりまでしか背凭れのない椅子がほん具合がいい。楽である。
毎日10時間ぐらいはこの椅子に座って作業するが、むしろハイバックの椅子よりも楽かもしれない。
いい位置に手すりが付いているのもかなり好影響を及ぼしているのだろう。

それにしても偏見や思い込みというものが、いかに現実と食い違っているかということを思い知らされた出来事だった。
何事も確認作業が大切だ。反省。


家具通販のロウヤ

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