2009年3月2日月曜日

風花が私に与えたもの

今朝ちらほら雪が舞っていた。

“flacon de neige”と突然フランス語を思い出した。

フランス語も随分忘れてしまって悲しくなるが、今朝のように突然思い出すときもある。
数年前フランスを訪れ、友達と話しをしていて「ウゥ、ウー・・・」と口ごもったり、相手が何を言ってるのか分からなかったりして落ち込んだりしていると「Cela reviendra.」と優しく慰めてくれたが、やはりフランス語を聞いたり話したりする環境にいないと忘却の一途を辿っているのが自覚できる。

覚えたこと全て忘れなかったら人間は生きていけないというけれど、自分自身の記憶をコントロールする方法はないものだろうか。
これは忘れる、このことは忘れない、と自分の意識で決めることができればもっと人生を安楽に暮らせるようになると思うのだが。ただ、基盤としてモラルがないと、みな自分勝手な基準で記憶の選択をすると社会が成り立たなくなることは確かだ。現在の社会を見てみるとそのことがよく理解できる。
やはり“自然の摂理”に任さないとうまくことが運ばないこともあるのだ。

私の母語ではないフランス語はまた地道に勉強しないと、そして勉強し続けないと“ハネムーン”は保てないということか。完全に“縁”が切れないうちにreprendrai.

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