2009年6月21日日曜日

新型インフルエンザをめぐり東京都vs奈良県


ミシュランガイド東京(2009)

先日、変異を起こした新型インフルエンザウイルスが中国・上海で見つかり、
人体で増殖しやすくなったというニュースがあった。
強毒性に変化する可能性が高まったとも聞いている。

世界の感染者は6月20日午後12時(日本時間)現在、5万人を超えている。
死者は229人。
日本国内では感染者816人(6月20日21時30分現在)を数えているが、
幸いにも死者は出ていない。

そんななか、国は6月19日、新型インフルエンザ対策の指針見直しを
行ったばかりだ。

これに関して興味のある記事を見つけた。
東京で新型インフルエンザを発症した奈良県在住の男性が、
東京都の下した自宅療養措置のため公共交通機関を利用して帰宅した。

東京都の措置に対して奈良県が噛み付いたらしい。
都は国の指針改定に従い、自宅療養を決め、
奈良県は感染防止が重要で、公共交通機関(新幹線)を使わせたのは問題だ、
との主張である。
まだ自治体によって対応がまちまちという証左である。

いまは弱毒性だから、事はそう深刻ではない。
しかしウイルスが高病原性を獲得して秋口から蔓延してきたら・・・と考えると、
自治体で対策・対応が異なれば困るのは国民である。
国民が混乱を起こさないようにだけはしてもらいたい。


歩きたくなる奈良地図本

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