2009年6月24日水曜日
20代の保有金融資産
アメリカの高校生が読んでいる資産運用の教科書
20代の4割ほどが保有金融資産として25万円未満との記事を目にした。
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が20代の若者のライフプランに
関する調査をインターネットで行った結果らしい。
「あるFPは「20代も将来の不安はある程度自覚しているが、人生設計に不可欠の
資産形成の元手すら着手できていない現状は危機的」と分析している。」
(フジサンケイビジネスアイ 6月23日)とのコメントがあるが、
このFPはきちんと現状を踏まえてコメントしているのだろうか。
現在の雇用状況で金融資産を増やすことは難しいのではないか。
正社員で採用されればなんとか貯蓄も可能かもしれない。
しかし非正規雇用が増える中、親元から独立していれば
住居費、水道、電気、ガス・・・と必要経費が重くのしかかる。
日々の生活のやりくりだけでも大変じゃないのだろうか。
それでもいまどきの20代は貯金に励んでいると以前読んだ記事には書いてあった。
マクロミルのアンケート調査によると20代の8割が毎月貯金しているそうだ。
毎月貯金をしても20代のうちに25万円をためるのが出来ないのか、
それとも現実が変わったのか私は分からないが、
「人生設計に不可欠の資産形成の元手すら着手できていない現状は危機的」と
切って捨てたようなコメントをするよりも、
若い世代が金融資産を持てるような社会を実現することの
ほうがより建設的なのではないか。
藤巻健史の5年後にお金持ちになる「資産運用」入門
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