2009年6月3日水曜日

新型インフルエンザと「安全宣言」



近畿ブロック知事会(近畿+福井、三重、鳥取、徳島)は6月2日、
新型インフルエンザの「安心宣言」をした。
兵庫県も独自に井戸敏三知事が3日、県庁で「安心宣言」を発表した。

このブロック以外でも新型インフルエンザ感染者はでているけれど、
兵庫、大阪は断トツに多いからなあ。
1週間程前、神戸に行って寂しい思いをした。
京都も観光客が激減したというニュースを耳にしている。
私としても近畿圏に観光客が戻ってくることを願っている。

しかし、この「安全宣言」は何らかの根拠があるのだろうか。
感染が終息に向かっている、との理由らしいが個人的にはどうもしっくりしない。

感染が始まった頃は、新型ウイルスということで、まだよく正体が掴めていなかったが、
徐々に季節性インフルエンザとほぼ同じ程度の症状だと周知されていった。
季節性との違いは、新型ウイルスでウイルス性肺炎を起こすことがあり、
起こすと治療が難しいとは言われている。

日本のシステムの問題なのだろうが、「安全宣言」を含む「発生」「経過報告」の
ような類の発表は、日本でもアメリカの疾病対策センター(CDC)のような
専門機関が行うようにすればどうなのだろう。

新型インフルエンザは、世界的には気候の関係で特に南半球では拡大している。
北半球でも秋から第二派の感染拡大が懸念されている。
ウイルスの変異も気にかかるところだ。

私たち素人には医学的見地に立った専門機関の発表のほうが説得力もあり、
より信憑性を感じ、自分たちの行動の指針としやすいのではないだろうか。


春夏秋冬京都四季めぐり

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