2009年6月12日金曜日

クロガネモチが教えてくれること



玄関先にクロガネモチの鉢を置いている。
以前、職場の同僚が「クロガネモチの木を育てればお金持ちになれる」というので、
縁起を担いでその人と一緒に買った木だ。

いやあ、なかなかお金持ちには程遠く、一向にお金が貯まらない。
金のなる木もいくつか鉢があるけれど、こちらも効用がない。

お金も仲間内で集まるのが好きなようで、あるところにはいくらでも集まる習性のようだ。

クロガネモチは、この前からほんの小さな実のようなものをつけていたが、それは蕾だった。
いま、小さな淡い黄緑色の花が咲いている。
所狭しと群れて咲いている。

よく見ると小さなコガネムシや蜂が集まって受粉に協力している。
コガネムシなんかは、おぼつかない足取りで花から落っこちそうになりながら
空中遊泳をしているみたいだ。
そんな虫たちの動きを見ていると時間の過ぎるのを忘れてしまう。
不思議なことに飽きないのだ。

こんな小さな花にも、どこからか虫たちがやってきて、そのお蔭で花は実を結ぶ。
自然の神秘だなあ。もうしばらくすると真っ赤な実をたくさんつけるに違いない。

人間もこの世に生まれてきて、配偶者を見つけ子供を生み、そうして死んでいく。
坦々とした自然の営みの中ですべてのものが歴史を築いてきたのだという
当たり前のことがとても大きなことなんだ、と思い知らされた一日だった。


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