2009年6月19日金曜日

新型インフルエンザウイルスの変異が始まったようだ!

6月19日、東京大医科学研究所の河岡義裕教授が明らかにしたところによると、
上海(中国)の患者の新型インフルエンザウイルス(H1N1型)に変異が見つかり、
人への感染がよりたやすくなり人体で増殖しやすくなりそうだということだ。
さらに危惧すべきことは病原性が高くなる可能性があると指摘している。

日本国は感染者全員のウイルスの遺伝子検査をしないことを決めたばかりだが、
変異ウイルスをチェックできるのだろうか。

現在のところ、弱毒性であり、日本国内では全員が回復している。

毒性が強くなれば感染が全身に及ぶ可能性がある。
そうなると本当に、秋からの第2派の流行に対応していけるのだろうか。



7月中旬から、新型インフルエンザのワクチンの生産に入ることになっているが、
年末までに2,500万人分しか作れない。5人に1人の割合でしか接種できない。
医療機関関係者、消防等、そして重篤化しやすい糖尿病患者、慢性喘息の患者に
優先的にワクチン接種すれば一般市民には回ってこないのではないだろうか。

弱毒性で抗インフルエンザ剤のタミフル、リレンザが効くとの前提が
崩れる可能性もあるわけだ。
あまり心配し過ぎるのも問題なのは分かっているが
最悪のシナリオを元に危機管理体制だけはしっかり構築していただきたい。


新型インフルエンザ完全予防ハンドブック

0 件のコメント:

コメントを投稿