2009年2月21日土曜日

スギ花粉の季節

今日は朝から晴れ。
ここ数日、曇よりした天候が続き雨や雪も降ったりしてたから、気分がいい。
日差しに誘われて外へ出てみた。風は少し冷たいが何となく“春近し”と感じさせるものがある。

気持ちは爽やかだが、私は「花粉症」である。おそらく「杉」と「ひのき」の花粉に反応するようだ。
5月の連休明けまで影響が出る。

花粉症は私が30歳になった途端に発症した。当時は東京に住んでいたので、「花粉+大気汚染」が原因だと私は考えている。
それまではまったくなんともなく、知り合いの花粉症の人の、花粉を防ぐ格好をみて「そこまでしなくても・・・」とよく思っていた。が、一旦、自分自身が花粉症になるとこれが本当に辛い。目が痒いのは何とか我慢ができるが、鼻が詰まって鼻呼吸ができない。まだ起きているうちは何とかなるが、夜、眠れないのだ。

一時期、日本を離れて南仏にいたことがあるが、このときもスギ(糸杉)の花粉に苦しめられた。日本での症状と異なっていたのは、特に「目」だ。鏡を見た途端びっくりした記憶がある。鏡の中の私は、なんだか「魚の目」のように眼球と角膜の間に水がたまっているように見えるのだ。
知り合いのフランス人にアレルギー専門病院を教えてもらい受診した。そこの医者は「もし来年もここに留まるのなら減感作療法を受けたほうがいい」と勧めてくれた。
しかし私はパリに移ったので、“スギ生息の北限を越えた”と高を括っていたら、数年後徐々にプラタナスに反応し始めた。プラタナスの花粉はスギ花粉に似ているという話を聞いたが、検証したわけではないのではっきりしたことは分からない。

日本に帰ってきてからはお決まりの「花粉症」のままである。しかしここ何年も「花粉症の季節」の少し前から医者にかかり薬を毎日服用している。今年も2月の始めから飲んでいる。それと外出時には必ず“マスク”。帰宅時にはうがいを励行している。これらのことが効を奏しているのか、お蔭様で症状は軽くてすんでいる。

しかし、暖かくなり麗らかな気候を楽しみたいときにいつも“マスク”。これは正直、鬱陶しい。
日本で、花といえば“桜”。桜の季節もマスクと一緒というのもなあ。

このときばかりは花粉症でない人が羨ましい。

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