2009年8月11日火曜日
芸能界の“クスリ”とマスコミ報道
酒井法子 ベストアルバム 大好き~My Moments Best~台湾版CD
ここしばらく、芸能界の麻薬・覚醒剤使用が巷を賑わせている。
まず東京六本木の六本木ヒルズで全裸女性の死体が発見されたことから始まった。
結局、この女性は銀座のホステスで俳優・歌手の押尾学と愛人関係にあり、MDMA(エクスタシー)という合成麻薬を2人で飲み、コトの最中に女性が死亡したようだ。
不思議なことにこの現場のマンションは押尾学のものでも死亡した女性のものでもなく、下着通販会社、野口美佳社長の持ち物らしい。
この現場の部屋以外にも複数部屋所有していて、押尾学は自由に使ってもいい、といわれていたという話が報道されているが・・・
押尾学と同日、8月3日だったかな、渋谷道玄坂の路上で、高相(たかそう)祐一が覚醒剤所持で逮捕された。
この人物は俳優・歌手ののりピーこと酒井法子の夫だ。
高相(たかそう)祐一は職務質問中、現場に酒井法子を呼び出した。
酒井法子は任意の所持品検査や尿検査を振り切って、失踪してしまった。
当初、マスコミは酒井法子を、悲劇のヒロイン然として報道していたが、警察が逮捕状を取ったことをきっかけに、報道姿勢を180度転換した。
薬を体から抜くため逃亡していたのか、尿検査に引っかからない日数を経て、最終的に酒井法子は弁護士を伴って出頭した。
酒井法子は清純で明るいイメージがあっただけに、覚醒剤をやっていた事実には正直なところ驚いた。
でも考えてみると、芸能人のイメージってプロダクションが作り出したものだろうから、実際の性格とは異なって当たり前だ。
押尾学の事件も酒井法子の事件もまだ解明されていない。
どちらの事件も結末が気にかかり、へたなサスペンスドラマよりずっと興味を引かれる。
それにしても酒井法子の報道をみていると、やっぱり日本にはジャーナリズムが存在していないんだなぁと思わざるを得ない。
マスコミのマッチポンプ。
日本に住んでいてジャーナリズムの不在には危惧を感じずにはいられない。
正当なジャーナリズムのない国では、幸せな生活なんぞ送れやしない。
しかしなんですな、マスコミの人間は、このような報道の仕方を恥ずかしいとは思わないのだろうか。視聴率さえ取れればいいってことなのか。
日本マスコミ「臆病」の構造改訂版
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