2009年8月15日土曜日

軽自動車の保有台数が増えている理由




軽自動車の全国普及台数が全国軽自動車協会連合会より発表された。

100世帯あたり49.5台との数字が出ている。

保有台数の多い都道府県は鳥取(97.2台)、佐賀(96.3台)、島根(95.台)、・・・。
少ないのは、東京(10.9台)、神奈川(19.8台)、大阪(26.1台)、・・・。

一見して明らかなように、大都会では保有台数は少ない。

私は田舎に住んでいるのでよく分かるのだが、田舎では“足”として車がないと生活に著しく不便をきたす。
公共交通機関がない、あるいはほとんど整備されていないからだ。

田舎生活では生活必需品に近いので、そんなに大きな排気量の車は必要ではない。
維持費も安いに越したことはない。軽自動車税は1,000CCいかの車に比べても四分の一程だ。そいうことを考えれば、軽自動車の保有率が特に田舎で高くなるのは当たり前のことだ。

若者の車離れの話題がしばしば聞かれる。田舎には余り若者がいないので、車離れといったって都会での話だ。

都会に住んでいると、車がなくても不便は感じない。

私も東京に10年以上住んでいた。車は好きで、車があればドライブに行けるのに・・・と思ったことは何度もある。しかし、車を保有していなくて困ったことは一度もない。


田舎は都会に比べれば高齢化が進み、自転車、徒歩では徐々に活動範囲が狭まる一方だ。
車がないと必要な場所にもいけないのが現実だ。

軽自動車の保有台数が増えるということは、都会と地方の格差があるという証左に他ならないと思う。

軽自動車保有台数が増えた、と報道するだけがマスコミの仕事ではないと私は思うのだが。


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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090814-00000554-san-bus_all

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